処方箋、調剤薬局によって金額が変わる?

気になったこと調べてみた
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病院に行くと、院内薬局のないところだと調剤薬局で処方箋を提出してお薬をもらいますよね。
今回は、どこの薬局でも金額は同じなの? 違うの? という疑問について調べてみました。

処方箋を持っていく薬局によって金額は違うのか

調剤薬局によって支払い金額が変わることがあります。基本的に処方薬の価格は国が定めた薬価に基づいており、どの薬局でも同じですが、薬局ごとに調剤基本料技術料といったサービス料が異なるため、最終的な支払額に差が出ることがあります。

また、薬局によってはジェネリック医薬品(後発医薬品)を勧められる場合もあり、それによって価格が安くなることもあります。

調剤基本料とは

調剤基本料とは、薬局が処方箋に基づいて薬を調剤する際に発生する基本的な手数料のことです。薬をただ渡すだけでなく、薬剤師が以下のような業務を行うため、この料金が発生します。

  • 処方箋の内容を確認し、薬が適切かどうかを判断
  • 薬の用法・用量を説明し、副作用や飲み合わせについての注意を説明
  • 患者の服薬歴やアレルギー情報の確認・管理
  • 必要に応じて医師に処方内容の確認や相談

この調剤基本料は、薬局の種類や規模、地域、提供されるサービスによって異なり、保険点数で定められています。例えば、特定の条件を満たす薬局(在宅医療をサポートする薬局や、かかりつけ薬局など)では、より高い調剤基本料が設定されていることもあります。

調剤薬局においての技術料とは

技術料とは、調剤薬局で処方された薬を調剤する際にかかる技術的な作業に対する費用です。薬の調合や管理に関する専門的な知識や技術を必要とする業務に対して設定されています。主に次のような項目に対して技術料が発生します。

  • 調剤料:処方薬を実際に調合・準備するための作業料
  • 薬剤服用歴管理指導料:薬剤師が患者の薬の服用履歴を確認・管理し、適切なアドバイスを行うための費用。これには、副作用やアレルギー反応、薬の飲み合わせなどを確認し、患者に指導する業務も含まれます。
  • 服薬指導料:薬の飲み方、飲むタイミング、副作用の説明、服薬管理の指導などを行う際の費用。
  • 麻薬・特殊調剤料:麻薬や特別な取り扱いが必要な薬を調剤する場合に発生する追加料金。

これらの技術料は、薬の種類や患者の状態、調剤の難易度などによって異なり、保険点数に基づいて計算されます。

ジェネリック医薬品とは

**ジェネリック医薬品(後発医薬品)**とは、特許が切れた新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を含み、同等の効果を持つ医薬品のことです。以下の点で先発医薬品と異なります。

特徴

  1. 有効成分は同じ: ジェネリック医薬品には、先発医薬品と同じ有効成分が含まれています。そのため、効果や効能は基本的に先発薬と同じです。
  2. 価格が安い: ジェネリック医薬品は、先発医薬品の研究開発費や宣伝費が不要なため、製造コストが低く、その結果、患者が支払う価格も安くなることが多いです。
  3. 製剤や添加物が異なることがある: 有効成分は同じですが、薬の形状、味、飲みやすさなどを工夫するために、製剤の形や添加物が異なる場合があります。ただし、効果や安全性は変わりません。
  4. 厳格な審査を経て販売される: ジェネリック医薬品は、品質、安全性、効果の同等性を保証するために、厳しい規制と審査をクリアしています。

メリット

  • 経済的負担が軽減:ジェネリック医薬品は価格が低いため、医療費の負担が軽くなります。
  • 医療費全体の削減:ジェネリックの使用拡大により、医療保険制度全体のコストも削減できます。

デメリット

  • 一部の患者に合わないことも:添加物や製剤の違いから、先発医薬品と異なる感覚を持つ場合があり、特定の患者には合わないことがあります。

ジェネリック医薬品にはさらにいくつかの重要な点があります。以下にその詳細を説明します。

ジェネリック医薬品の認可プロセス

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同等の効果を持つことが求められ、そのためにいくつかの厳しい審査基準を満たす必要があります。主な認可プロセスは次のとおりです。

  1. バイオエクイバレンス試験: 先発医薬品とジェネリック医薬品が同じ有効成分を含んでいるだけでなく、体内でどのように吸収されるか(薬物動態)が同じであることを示す試験が行われます。この試験を通過しないと、ジェネリック薬として認可されません。
  2. 品質管理: ジェネリック医薬品の製造は、厳しい品質管理のもとで行われます。先発医薬品と同等の品質基準を満たすことが求められており、製造過程や完成品が定期的にチェックされます。

ジェネリック医薬品の使用に関する注意点

ジェネリック医薬品は一般的に安全で効果的ですが、以下の点に注意が必要です。

  1. 服用感の違い: 先発医薬品と添加物が異なるため、薬の味や飲みやすさが少し異なる場合があります。これは薬の効果には影響しませんが、特に感受性の強い患者では、違いを感じることがあります。
  2. 薬剤師との相談: ジェネリック医薬品への切り替えを行う際は、薬剤師や医師と相談することが重要です。特に、長期間先発薬を服用していた患者や、特定のアレルギーがある人は、ジェネリック薬が自分に適しているかを確認する必要があります。
  3. 特定の疾患や状況での考慮: 特定の疾患(例:てんかんなど)や妊娠中の薬物治療では、先発医薬品とジェネリック医薬品の微妙な違いが重要になる場合があり、医師の判断が必要です。

ジェネリック医薬品の普及状況

日本では、近年ジェネリック医薬品の普及が進んでおり、医療費の削減や患者の負担軽減に貢献しています。厚生労働省もジェネリック医薬品の使用を推進しており、医療機関や薬局での使用が促進されています。

一方で、患者によっては依然として先発医薬品を選好するケースもあります。これは、服用感や過去の使用経験、安心感などが関係しています。

ジェネリック医薬品についてのまとめ

ジェネリック医薬品は、医療費の削減や患者の経済的負担軽減に大きく寄与するものであり、効果や安全性は先発医薬品と同等です。しかし、添加物や服用感の違いなど個別の要因によって合う合わないがあるため、医師や薬剤師と相談しながら選択することが重要です。

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まとめ

いつも、各病院に一番近い調剤薬局に処方箋を持っていっていたのでふと気になったことを調べてみました。薬の値段は変わらないようですが、調剤薬局によって技術料などに違いが出てくるようです。
かといって、そこまで値段が変わるわけではないようなので、私の感想としては病院近くの調剤薬局に行くのが一番いいなと思いました。
もしかしたら特殊な薬で、婦人科が近くに無い薬局で婦人科の特殊な薬が手に入らない、なんてこともあるかもしれないのかな?と思った結果です。

これからも、気になったことを調べて記事にしてみたいと思います。

アテー

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